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四川大地震の列車、798芸術区で展示

2010-07-13 16:17:24     cri    
 アーティストの張洹さんは7月17日から、北京屈指のクリエイティブスポットでアジア芸術発信地として有名な「北京798芸術区」のユロンス芸術センターで、"希望のトンネル"という個展を開く予定です。今回の個展では、四川大地震によって破壊された列車の残骸や変形したレールがメインな展示品になるとのことです。それらは、被災現場を現しているだけでなく、列車の前置エンジンや残骸の内部を参観することを通して、参観者は地震がもたらした衝撃を感じることも出来ます。同時に、この列車が事故発生現場から西安・上海を経由して北京に到着するまでの過程を描いたドキュメンタリーも放映されるとのことです。

 張洹さんは、四川大地震で破壊された列車の残骸を買い取り、それを芸術品に仕上げたということです。これに対して、張洹さんは次のように話していました。"私は'歴史の目撃者'である重要で、記念意義のあるこの列車は保存されるべきだと思いました。世界の人々が前だけに目を向けている今、私は記憶を残すことはいっそう重要であるように思います。"

 2008年5月12日、四川大地震が発生した際、この貨物列車は丁度、甘粛・四川及び陝西省境のトンネルを走行中でした。食料と燃料で満載だった列車は山中に閉じ込められ、引火しました。張洹さんはこの列車の残骸の一部分を購入し、上海にある自らのアトリエに移動し、それを修復しました。

 今回の個展では、入場料の一部を被災後の再建活動に寄付する予定だということです。(翻訳:松江)

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