フランスのサルコジ大統領は12日夜、テレビインタビューに答える際、違法政治献金を受け取ったという疑いを強く否定しました。また献金問題と関連して、ロレアル社相続人の脱税を手助けたとして辞職の圧力がかかっているブルト社会問題・労働・連帯大臣について、「支持する」と述べました。

　フランスのネットメディアは6日、「2007年のフランス大統領選挙期間中、ロレアル社の相続人がブルト氏を通してサルコジ氏に15万ユーロを献金した」と報じて、フランス社会の注目を集めました。

　このことに対して、サルコジ大統領は「現在国民が注目すべきことは政府がいかにして経済危機を乗り越えるかであり、メディアがまったく根拠のない献金問題を取り上げることは政府の貴重な時間を費やすことになる」と述べました。（訳：恂）