今年は、中国が西部大開発戦略を実施して10年を迎えます。中国国家発展改革委員会の杜鷹副主任は、8日、北京で「西部大開発は大きな成果を収めている」と評価しました。
これは、国務院報道弁公室の記者会見で述べたものです。杜鷹副主任は、この10年間西部地区が収めた成果について「経済の面では年平均11.9%の高い成長率を保っている。インフラ整備で著しい進展を遂げており、チベット鉄道、西部のガスの東部への輸送、西部の電気の東部への送電といったプロジェクトが完成した。また、生態系保全の規模はこれまでになく拡大されており、森林カバー率が10年前より6.7ポイント向上した。さらに、社会事業では、教育、保健、文化、体育、社会保障、就業などの水準が高まり、住民の生活レベルも著しく向上している。都市部住民の収入は10年前の2倍を上回っている」と述べました。
西部地区には、甘粛、青海、寧夏、新疆、四川、重慶、雲南、貴州、チベットなど10の省、直轄市、自治区があります。その面積は全国の7割以上、人口はおよそ28%を占めています。ここは自然資源に恵まれていますが、発展が立ち遅れています。(朱丹陽)
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