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EU、金融監督制度改革案で合意できず

2010-07-07 16:30:19     cri    
 欧州議会、EU・欧州連合の加盟国と欧州委員会の代表は5日夜、フランスのストラスブールで、域内の金融監督制度改革案について、数時間にわたって話しあいを行いましたが、合意できませんでした。これを受けて、欧州議会はこの案の審議を9月に先送りしました。

 欧州委員会は2009年9月、EUレベルの新しい監督機構として、欧州システミックリスク委員会の設立を提案しました。この委員会は、域内の金融市場のリスクを観測し、警告を出します。委員会には、域内の銀行、保険年金、証券といった三大業務管理機構を設置し、もし、数カ国の重要な機構が崩壊の危機にさらされ、また関連企業に悪影響を与える場合、この三つの機構は国家監督管理機構に対応を求めることができます。

 欧州委員会と加盟国間の最大の食い違いは、欧州システミックリスク委員会が持つ権限ですが、多くの加盟国は、各国の金融監督管理局がより多くの権限を持つべきだと主張すると共に、この新しい金融監督管理機構は各国の金融監督管理局と争う場合、最終的な仲裁権を持つことに反対しています。これらの主張は、欧州委員会が打ち出した改革案と協調するのが難しいとみられています。(朱丹陽)

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