中国国家林業局の張建龍副局長は22日、北京で、「中国で行なわれている、林地を農家に請け負わせる改革は順調に進んでいる。現在全国で6113万世帯の農家が林権証を獲得した」と述べました。

　中国で長年実行されていた林業の集団所有制度には、財産権の不明確さや利益配分の非合理さなどの問題が存在しています。ここ数年、中国は集団所有林を農家に請け負わせる改革を推進してきました。現在、福建、江西、遼寧などの12の省で改革が基本的に終り、農家に請け負われた林地の面積は1億3000万ヘクタールに達しています。

　張建龍副局長は、「林地が農家に請け負われた後、農民の積極性は大いに高くなり、2009年の林業生産高は1兆7500億元に達し、前年より2割以上増加した」と述べました。（翻訳：玉華　チェック：金井）