中国林業科学院が20日の発表によりますと、中国の森林生態システムの水源のかん養、土壌の保護、栄養物質の蓄積、それに大気環境の浄化など六つの生態サービスの総価値が年間10兆人民元（約132兆円）に達することがわかりました。

　関連の評価によると、森林生物量は合わせて157億トンで、その植皮炭の埋蔵量は78億トンとなっています。

　専門家は、長年、人々は木材の伐採と林業製品の生産を通じて森林の価値が分かると認識してきたが、今回の評価を通じて、人々は森林に対する認識を高め、これは社会全体の森林生態サービスの有償使用という理念の形成、及び関連の政策や制度の制定の推進に役立つと話しています。（翻訳：huangjing）