中国文化省はこのほど、「インターネットゲーム管理暫定規定」を公布しました。これは中国初のインターネットゲームを管理する関連機構の規定で、今年8月1日から実施される予定です。中国文化省によりますと、この規定はインターネットゲームの内容の管理や未成年者への保護、ユーザ権益保障などを中心にするもので、中国インターネットゲームの健全な発展に積極的な影響を及ぼす」としています。今日の中国リポートはこれについてお伝えしましょう。
「インターネットゲーム暫定規定」はインターネットゲームの娯楽内容や市場の主体、経営活動それに監督管理と法律的責任などを初めて明確化したものです。文化省文化市場局の李雄局長は(今日)22日に開かれた中国文化省のニュースブリーフィングで、「ここ数年、中国のインターネットゲーム業が急速に発展し、これと同時に一連の社会問題を引き起こしている。特に、ネット中毒やゲーム内容それにユーザ権益保障などの問題が非常に際立っている。これらの問題に対し多くの家族と保護者の関心が集まっている。規定の公布は未成年者を保護する原則を示すものである。また、未成年者の自己管理能力がまだ充分でないため、ネット中毒に陥りやすく、学習と心理・身体に影響を及ぼすことになる。この規定は未成年者保護措置を講じるようネットゲームの経営者に要求するものだ」と述べました。
この規定は、最も注目されている青少年のネットゲーム中毒問題のほか、ゲームの内容の管理を強化し、現有の効果的なやり方を維持すると共に、ゲームの内容を審査する機関の職責、輸入ゲームの審査条件、手続き、国産ゲームの登録方式などを明確にしました。また、ゲーム運営企業が自ら審査する制度を策定し、ゲームの内容と経営行為の合理性を保障するべきだと規定しています。
中国文化省文化市場局ネット文化処の劉強処長は、「規定に基づいて、輸入したゲームの内容を審査する必要があるほか、国産ゲームを登録する必要もある。輸入ゲームの管理規定はこれまでの規定とほぼ一致しているものである」と述べました。
「今回、海外からのネットゲームに対して、ある程度の規制を加えた。これは、これまでの管理を強化したものである。内容的には大きな変化はなく、要求も大きく変わっていない。ただ手続きの面で、より具体的な規定を加えた。たとえば、審査の段階で、登録する人のデータなどについてより細かくしているなどである」と述べました。
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