中国国家発展改革委員会の関係者は2日、北京で、「所得配分制度の改革を深めることは、目下と今後一時期における改革深化の重点だ」と語りました。

　5月31日、中国政府の公式サイトでは『2010年経済体制改革の深化における重点作業に関する意見』という公文書が発表されました。

　この『意見』をめぐる記者会見で、国家発展改革委員会の関係者は「所得配分制度を深めることは、民生の確保と改善、社会の公平と正義を促していく上での重要なルートだ。所得配分制度の改革をめぐり、『意見』では配分構造の最適化や住民収入の国家歳入における割合の向上、国有企業とりわけ独占産業の給与の総額管理制度などの重要課題を打ち出した」としました。

　さらに、「今年と今後の一時期において、所得配分制度の改革を速め、都市部と農村部住民の所得増加、経済成長に見合った労働報酬の成長を促していく」ことが強調されました。（翻訳：Yan、Kokusei）