日本訪問中の温家宝首相は30日夜、日中友好7団体と華僑4団体の共催による歓迎夕食会に出席し、「中国は恨みを続けるつもりがない。中日両国は相互信頼を深め、安定した戦略互恵関係を構築しなくてはいけない」と強調しました。
温首相は席上、「中日間にはまだ多くの未解決の問題が存在し、矛盾もあり、両国民にとって互いに理解しあっていないところもある。しかし、真摯な感情を持っていれば、すべての問題を解決することができると信じる。中日両国は相互理解が必要で、多くのことをすることが必要で、また友情を深めることが必要である」と述べました。
温首相は、「中国は、第二次世界大戦後日本が平和発展の道を歩んできたことを賞賛し、今後もこの道を歩んでいくよう期待する」と述べた後、更に「歴史問題は客観的に存在し、両国にとってそれに触れることを恐れることはない。歴史をかがみにして未来に向かわなくてはいけない。つまり、中国は恨みを続けるつもりはない。」と強調しました。
今後の中日協力について、温家宝首相は、国際金融危機と国際政治経済の大変革と大調整に対応するこの時期、中日両国は友好を続けていき、共に手を携え、これらの危機に対応し、それを乗り越えていかなくてはならないと語りました。
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