4日間にわたって北京で開かれていた上海協力機構加盟国第1回科学技術相会議が14日に閉会しました。会議では、中国やロシア、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの6か国の科学技術相及び主要官員が上海協力機構枠組内において、多項目の科学技術協力について共通認識に達しました。

　各国は上海協力枠組内で多国間科学技術協力の初段階において、自然資源の保護と合理的な利用、エネルギー、省エネ、生命システム技術、ナノテクノロジー、新素材、情報、通信システムなどの優先分野における協力を行うことを決定しました。

　各国は共同科学研究、共同訓練班、シンポジウム、展覧、人材育成、及び革新機関、実験室と科学センターの建設や、また、その他の方式を通じて多国間科学技術協力を行うことに合意しました。そして、協力の中で、相互補充や合理的な分業、実際の効果を重視し、各国の利益を考慮する原則を遵守することを強調しました。（翻訳：トウエンカ）