11日公表された2009年度中国国家最高科学技術賞の受賞者が注目され、メディアはこれらの人に祝意を表すとともに、この受賞が中国の科学技術の革新力の向上を目指すパワーになるよう期待しました。
国家最高科学技術賞はその権威性とノーベル賞の受賞金額に近い500万元という高額賞金で広く注目されています。しかし、ここ数年、この賞を受賞した科学者はほとんど80歳を越える高齢者であることが問題とされています。
中国の新聞『南方週末』はこれについて「歴史上、大きな科学成果をあげた人々の中では25~45歳が最も多い。これまでこの賞を授与され高齢の科学者たちが卓越した成果を上げたことは言うまでもないが、ほかの面から言うと、若い科学者が受賞されていないということは、この賞は実際は高齢科学者に対する『名誉称号』となっていることである。現在必要なのは、科学者たちがいち早く成果を収め、いち早く重要な成果を上げるよう励ますことである。科学者を激励するために設けられたこの賞が、『名誉称号』となっていることは実に遺憾である」としています。
新聞『新京報』も「国家科学技術賞の受賞者を若年化することは、科学技術分野での年功序列に対する大きな見直しだといえ、科学研究と創意での法則を尊重したことになる。国家科学技術賞を科学技術力と競争力を向上させるための重要なパワーにしていくべきだ」と強調しました(翻訳:ZHL)
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