中国の程国平外相補佐官は5日、北京で「2010年下半期、中国・ロシア原油パイプライン敷設工事が予定通りに完成し、双方のエネルギー協力が新たな突破を実現する見込みだ。中国とロシアの協力が金融危機の影響から抜けだし、今年の両国の貿易額は600億ドルから800億ドルに達する見込みだ」と明らかにしました。

　程国平外相補佐官はまた、ロシアのメドベージェフ大統領の招きに応じて、胡錦涛国家主席は8日から9日にかけてモスクワで行われる大祖国戦争勝利65周年記念式典に出席すると明らかにしました。この日の記者会見で、程国平外相補佐官は「今年、中国とロシアの経済貿易協力はよいスタートを切り、第一四半期の双方の貿易額は121億ドルに達し、去年同じ時期より64％増えた。両国は核エネルギー、原油、天然ガスなどのエネルギー分野で新たな共通認識に達した。また、両国が批准した中国の東北地区とロシアの東シベリア地区の協力企画綱要は、両国の地方協力にとって新しい推進力となっている」と述べました。（Katsu/Kokusei）