ロシアのチプラコフ中国駐在商務代表は北京で9日、「2010年、ロシアと中国の貿易は回復段階に入った。2012年に金融危機の前のレベルに達するだろう」と明らかにしました。

　チプラコフ代表は「2009年、ロシアと中国の貿易額は大幅に下落したが、中国経済の安定した成長と商品への大量需要のおかげで、両国の貿易額は回復しつつある。2010年、両国の経済貿易協力の主な任務は貿易額の成長の勢いを保ち、機電や木材、有色金属、エネルギーなどの分野における貿易のレベルを維持していくことだ。ロシアは、さらに多くの中国企業がロシアへ投資することを歓迎する」と述べました。

　また、中国商務省のデータによりますと、金融危機の影響を受けて、2009年1月から9月までの中国とロシアの貿易額は昨年同期より34.4％減り、314億9000万元となったということです。（Katsu/金井）