中国2010上海万国博覧会の日本館「紫蚕島」が1日に開館式を行いました。日本からは首相特使の仙谷由人国家戦略担当相が出席し、正面ゲートの除幕式を行いました。

　仙谷由人特使は席上、「日本はハイテクだけでなく、アニメ、ファッションなどの文化的分野においても、人と自然の調和と統一を強調している。日本館では来場者に最新ハイテクを知っていただき、日本文化のユニークな魅力を存分に味わってもらいたい」と語りました。さらに、「持続可能な発展は目下、全世界、全人類が直面している共通課題だ。上海万博の開催で問題解決に向けた有益な考えと協力が提供できるよう希望している。さらに日中両国の人々の国民同士の理解と友情の深化も期待する」と述べました。

　日本館は過去、現在、未来という3つのゾーンに分かれており、遣唐使以降の中日の文化交流から日本の最新型介護ロボット、水浄化施設及び発電床などのハイテク製品の展示が行われています。さらに、トキの保護をテーマにした両国アーティストの共演による昆曲と舞台劇の鑑賞もできるということです。（翻訳：Yan）