財政危機に陥っているギリシャは23日、ＥＵと国際通貨基金（ＩＭＦ）に対して緊急金融支援を要請しました。

　ギリシャのパパンドレウ首相は当日テレビ放送を通じて声明を発表し、欧州連合の15の加盟国と国際通貨基金に対して、年内に450億ユーロの低金利融資を提供するよう求めました。

　同日、ドイツのメルケル首相はベルギーで「ドイツはギリシャを支援する準備を整えた。しかし、ギリシャがＥＵ及び国際通貨基金に信憑性のある財政節約案を示すことが前提だ」と述べました。

　ギリシャへの金融支援に関しては、今月11日、ユーロ圏加盟国と国際通貨基金が、ギリシャにそれぞれ最大300億ユーロと150億ユーロの金融融資を提供し、金利を5％とし、ギリシャが債務危機を乗り越えることに協力する方針を決めています。（翻訳：ＺＨＬ）