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北京、ゴミ分別テストを開始

2010-04-12 15:15:59     cri    

 「ゴミの量を減し、ゴミの分別を私から」というキャッチフレーズをテーマとした活動が11日午前スタートしました。今年、北京市の600の住宅団地、及び30%の党と政府の機関でゴミの分別テストを実施すると共に、ゴミの分別、回収、輸送、処理などの各関連施設を建設し、年内に、これらの団地で完全なゴミ分別を実現することを目指しています。今後ゴミの分別をさらに全市で広めていく予定です。北京市の夕刊紙「北京晩報」が11日伝えました。

 この日の午前、北京市朝陽区棗営北里団地でスタート式が行われました。この団地の各マンションの前に3つのゴミ箱が置かれ、ゴミ箱にはそれぞれ生ゴミ、回収可能のゴミ、及びその他のゴミとはっきり記されています。また、団地の西門にある密封のクリーン・ステーションにはゴミ密封圧縮収集車が2台、生ゴミ収集車が1台設置されています。

 クリーン・ステーション関係者は「以前、分別もしていないゴミを収集車で収集したが、収集車が腐食され、環境も汚染された。ゴミの密封圧縮収集を実施した後、ゴミの体積が元の三分の一になったことから、輸送が便利となり、汚染などの問題も解決される」と述べました。

 また、都市整備委員会の陳玲副主任は「現在、北京市は毎日1万8300トンの生活ゴミを出している。ゴミ処理の圧力が日増しに重くなっている。また、ゴミを埋めることに大量の土地が必要であるほか、再利用できる多くの資源を浪費した。それと同時に環境も脅かしている」と紹介しました。

 北京市政府は定期的にこの600のテスト団地の住民にゴミ袋を配るほか、生ゴミとその他のゴミの分別用ゴミ箱を配布します。現在、これら団地では生ゴミの分別輸送システムの建設が進められています。今年末、生ゴミを分別して輸送・処理することを実現する見込みです。なお、分別されたその他のゴミは無害化処理を行い、再利用できる資源はできる限り利用できるように努めていくということです。(Katsu/Kokusei)

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