アメリカのオバマ大統領は23日、ホワイトハウスで、医療保険改革法案に署名し、この法案が法律として成立しました。

　署名式典でオバマ大統領は、これは「歴史的な成果だ」と強調しました。この法律によって今後10年間で3200万人以上の無保険者が保険に加入できるほか、アメリカの医療保険のカバー率が85%から95%に上り、皆保険制度に近づきます。

　世論は、これはオバマ大統領が就任して以来、国内政治活動における最大の成果で、これまでのアメリカ大統領が実現できなかった事業をやり遂げたとしています。

　しかし、オバマ大統領がこの法案に署名した数分後に、フロリダ州のマリラム司法長官をはじめとする13名の司法長官は、この医療保険改革法案を憲法違反として起訴しました。（翻訳：任春生　チェッカー：吉野）