イタリア対外貿易委員会の頼世平北京事務局長は15日中国国際放送局記者のインタビューに答えた際、「中国の産業構造の転換や、省エネに伴い、環境保護技術の分野において、イタリアと中国の協力には広い前途がある」と述べました。

　頼世平事務局長は「今年、イタリア政府は、300社のイタリア企業を中国西部の四川省と重慶市に設立する計画をすすめる。金融危機の影響によって、2009年の両国の貿易額は減少したものの、中国のイタリアへの輸出は付加価値の低い繊維製品や玩具などに限らず、電子製品の占める割合が向上した。一方、イタリアから中国への高級品、精密機械などの輸出が増えた。これは両国がともに相手国の高品質の商品を歓迎することを示している」と述べました。（翻訳：トウエンカ）