中国国家洪水干ばつ予防指揮本部の最新データによりますと、3月16日までに、干ばつの被害に遭った全国の耕地面積は645万ヘクタールにのぼり、ここ数年間の平均である180万ヘクタールをはるかに超えています。そして、2044万人の飲用水が不足しており、ここ数年間の平均の2.7倍に達しています。

　これに対して、国家洪水干ばつ予防指揮本部の責任者万群氏は、「指揮本部と水利省は、干ばつの拡大に応じて対策を取っている。指揮本部は15の作業チームと専門家チームを西南部と北方の冬麦栽培区に派遣し、指導に当たっている」と述べました。

　現在、中央政府は干ばつ対策に1.55億元（20億円）を拠出しました。被災地政府も数百万人を動員して、井戸、ポンプなどの水利設備を活用して、できるだけ灌漑面積を回復しようと努めています。同時に、政府は給水車を派遣し、住民の基本的な生活用水を確保しています。（朱丹陽）