中国の胡錦涛国家主席は11日夜、ブラジルのルーラ大統領と電話会談を行い、両国の関係や直面する問題について意見交換しました。

　胡主席は、「ブリックス（BRIC）は多くの国際問題での見方が一致あるいは似通っていて、協力できる可能性が高い」として、中国とブラジルが気候変動問題で共通認識と同じような立場であることを強調して、ブラジルや77ヵ国グループとの交流と協調を強化し、共に発展途上国の利益を守り、メキシコでの気候変動会議で前向きな成果を出し、気候変動対策での国際協力を推進することに努力する考えを示しました。

　これに対して、ルーラ大統領は、ブラジルは対中関係を最優先にし、中国とエネルギー、航空のインフラ整備などの分野で協力を強化していく姿勢を示しました。（翻訳：ヒガシ）