イタリアを訪問中のゲーツ米国防長官は7日、「国際社会はイランが核燃料となるウランの濃縮活動の実施を抑えるように、イランへの圧力を強化するよう」呼びかけました。

　これはこの日、ゲーツ国防長官が記者会見で述べたものです。ゲーツ国防長官は席上で、イランに対し、遺憾の意を表しただけで、制裁の具体的な内容を説明しませんでした。

　一方、イランのアフマディネジャド大統領は２日、低濃縮ウランの国外移送について「問題ない」と発言しましたが、7日に２０％の濃縮ウランの生産を開始するよう国内の核関係組織に指示しました。（万、金井）