60人からなる中国国際救援チームが、ハイチで救援活動を展開しています。そのうち、医療チームが首都ポルトープランスの首相府に、仮設医療施設を設け、殺到する負傷者の治療に懸命にあたっています。この施設は現在、外国救援隊で唯一の医療救助施設になっていて、医療チームは、北京武警総病院の15人の専門家からなっています。
また、現地ではフランス語の通訳が不足しているため英語の話せるボランティア数人が通訳を担当してます。
このほか、中国から16日午後、救援物資を載せた航空機がハイチに向かいました。救援物資には、テント、食品、20セットの救急薬品、飲用水、浄水機、衣類などがあります。(朱丹陽)
負傷した80%の人の傷口から感染症が発生し専門的な医療救助が必要 |
女の子の強さに涙が出た |
救援物資を載せた航空機 |
地元では医師が少ない上、負傷者の80%以上は傷口から重い感染症が発症しています。中国医療チームのハン毫軍隊長は、「負傷者は多いが、地元では医療と防護資源が極めて乏しく、包帯、綿棒、消毒液などが大量に必要だ」と述べました。
中国医療チームの張雪梅隊員は、「お年寄りと子どもの傷の多くは、重い感染症にかかっている。私は母親として、負傷した子どもを見るたびに、心が痛くなる。頭の傷が感染した8歳くらいの女の子は治療の時、痛くても涙を浮かべただけで、泣くのを我慢していた。私の息子より年が小さいのに。この子の強さに涙が止まらなかった。彼女はお姉さんと一緒に来ているが、親はまだ見つかっていないそうだ」と述べました。
テント、食品、20セットの救急薬品、飲用水、浄水機、衣類などを載せた航空機がハイチに向かいました。
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