上海万博の「二酸化炭素ゼロ館」が15日完成しました。これは中国初の二酸化炭素を排出しない公共建築です。万博期間中、人類が気候変動に対応するため払っている努力を人々にアピールします。

　主催側によりますと、この「二酸化炭素ゼロ館」は四階建てで、環境に優しい内装材料が使われています。中には報告ホール、レストラン、展示室などが設けられています。また、太陽エネルギー、風力などを利用して発電を行い、電力を確保します。さらに、「二酸化炭素ゼロ館」は上海市内を流れる黄浦江の水で室温を調節します。このほか、ここで食事の食べ残り物などを分解した生ゴミを利用して発電に使われるとのことです。（朱丹陽）