ASEAN・東南アジア諸国連合のスリン事務局長は14日、ベトナムのダナンでASEAN外相非公式会合に出席した際、実施過程では一部の困難はあるものの、中国―ASEAN自由貿易エリアに関する協議が着々と実施されていることを明らかにしました。

　報道によりますと、インドネシア外務省は中国―ASEAN自由貿易エリアのスタートは、インドネシアの一部産業に困難や影響をもたらしているとしてASEAN事務局に書簡を送り、インドネシアの企業家は自由貿易エリア協議の実施に憂慮を示しており、また中国の安い労働力の入国によって国内の失業状況がさらにエスカレートするとの懸念を表明しましたが、これを受けてスリン事務局長は「ASEANは加盟国の困難は考慮に入れているが、十分な交渉を通じてこれら問題は最終的解決できると信じている」と述べました。（翻訳：ヒガシ）