中国商務省国際局の張克寧商務参事官と、ASEAN・東南アジア諸国連合の輪番議長国・タイの中国駐在大使は29日、北京で「2010年1月1日にスタートする中国とASEAN貿易自由区は、双方に利益をもたらし、経済成長を促すだろう」との見解を示しました。
この日の記者会見で、中国の張克寧商務参事官は、「中国とASEAN各国の間は、産業の面で互いに補いあう面が多い。互いの利点を活用すれば、双方の経済成長を促すだろう。また、自由貿易区の建設は互いにとって投資成長も推し進められるだろう」と述べました。
これに対して、大使は「自由貿易区の建設によって、中国とASEAN間の貨物とサービス貿易および投資が自由に行われるようになる。その範囲は1300万平方キロメートルにも及び、19億人がその恩恵を受ける」とした上で、「自由貿易区のスタートによって、農業、情報、通信技術、メコン川区域の開発などの協力にプラスになる」と強調しました。(朱丹陽)
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