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中国、発電用石炭不足に対策

2010-01-14 15:31:12     cri    

 2010年に入ってから、天候の影響により、中国の多くの発電所で発電用石炭の在庫が不足しているため、関連対策を講じているところです。

 大雪や寒気団に見舞われ、各地の電気使用量が急増しました。電力生産の8割が火力発電によるため、各発電所の石炭在庫が激減しています。中国国家電力制御通信センターの最新データによりますと、全国の3割以上の発電所の石炭在庫量が7日分という最低保管量を下回り、1割の発電所の石炭在庫量は3日分足らずとなっています。現在、湖南省、湖北省、河南省、江西省、四川省と重慶市の6地域の発電所石炭在庫量が最も少なく、一日の発電を維持するのに10トンの石炭が必要なため、一部の発電所は石炭切れにより運転が止まっている状態です。同じく、北京、天津などの地域の発電用石炭の在庫状況も厳しくなりつつあります。

 このような状況を緩和するため、山西省や内蒙古など主な石炭生産地域では発電用石炭の生産量と輸送量の拡大に取り組んでいます。石炭輸送の主な手段として、中国鉄道部門も20日間にわたり石炭集中輸送を行い、石炭輸送用に1日4万5000車両、通常より7000車両を増やしました。また、主な海運会社と港も沿海地域の発電用石炭の輸送に便宜を図っています。

 同時に、住宅用電気を保障するために、湖北省や重慶市、河南省、河北省、山東省では企業やサービス業の電気使用制限などの対策を実施しています。(翻訳:ヒガシ)

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