中国共産党中央の胡錦涛総書記は、このほど「共産党内の浄化を奨励し、腐敗取締りを強化すべきだ」と述べました。この発言を受け、中国のマスコミは、「中国は、腐敗取締り活動を堅持すべきだ」としています。

　ここ数年、中国では高官が収賄などで相次いで逮捕されました。江西省の胡長清元副省長、全国全人代常務委員会の成克傑元副委員長、国家食品薬品管理監督局の鄭筱萸元局長らです。

新華通信社の報道では「汚職をした高官を厳しく取り締まることは、中国政府の腐敗を取り締まる決意を示している」としています。

　胡錦涛総書記は「厳密かつ効果的な腐敗取締りと浄化奨励の制度をつくり、法律の前には平等であり、法律や制度の範囲で行動しなければならない」と述べました。（翻訳：任春生　チェッカー：村田）