2009年、中国自動車市場の生産販売量が1350万台に達し、米国を抜いて世界一になりました。2010年には、中国自動車市場は高度成長を保ち、年間の生産販売量は1500万台を超える見込みです。
2009年、中国の自動車業界は国内での買収と合併(M&A)と海外企業の買収で発展を遂げました。長安自動車グループと中航自動車が合併して、新たな長安自動車グループを結成しました。また、中国浙江省の吉利グループはフォード社のボルボ自動車の買収を契約し、中国北京自動車がスウェーデンのサーブ社と関連知的所有権の買収契約をしました。
国際金融危機に影響され、中国の自動車業は一時、低迷していましたが、2009年1月、中国政府は「自動車業界調整振興計画」を打ち出し、企業の買収・合併を推進し、技術革新を奨励し、新たな競争メカニズムをつくり上げました。
この計画をもとにして、一連の自動車購入を促進させる政策を打ち出しました。その中には、排気量1.6L以下の自動車取得税の50%減額や農民の小型トラックと排気量1.3L以下の小型乗用車の買い替えに補助金を与えるなどがありました。これらの政策によって、中国の自動車市場は連続して生産販売量が100万台を突破するようになりました。
一部の業者は、「今年、中国の自動車市場は15%の成長率で伸び、年間の生産販売量は1500万台になる」と予測をしています。清華大学自動車工程学院の宋健副院長は、2020年には中国自動車の生産販売量は3000万台になる見込みだとみています。(翻訳:ヒガシ)
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