WHO・世界保健機関は8日、新型インフルエンザ（H1N1型）の感染状況についての報告書を発表し、「欧州とアジアのいくつかの地域、それに北アフリカはいまその感染ではピーク期にある」としています。

　この報告書は、「WHOは各地域におけるWHO所属機関と加盟国の衛生機関が提供したデーターに基づき各地域の感染状況を分析した。現在、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパと東南ヨーロッパ地域はピーク期にある。うち、ポーランドやセルビア、ウクライナ、グルジアなどでの感染状況はもっとも深刻だ。このほか、北アフリカのエジプトやアルジェリア、モロッコ、それに南アジアのインド、ネパール、スリランカなども疫病感染のピーク期にある。3日現在、新型インフルエンザはすでに世界の208カ国で流行し、死亡者数は1万2799人になった」と述べています。（翻訳：トウエンカ）