中国西南部に位置する重慶市はこのほど、上海、広州、深セン、珠海と東莞に次いで、対外貿易での人民元建て決済を試行する都市となりました。
関係筋によりますと、現在、重慶を拠点にした企業の輸出先には多くの発展途上国や地域が含まれており、これらの国と地域が世界経済の変動に影響されやすいため、為替レートも頻繁に変動しています。そのため、今回の金融危機では、決済時の為替レートの変動で損失を被った地元企業が数多くありました。
重慶市対外経済貿易委員会の何為副主任は「人民元建て決済は重慶の地元企業が対外貿易での為替リスクを避け、コストと収益を一定のものにできる。また、決済スピードを速め、企業資金の使用効率を高めることができる」と見ています。(翻訳:Yan)
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