中国国家エネルギー局の張国宝局長は27日に開幕した全国エネルギー会議で、「中国のエネルギー需要は長期にわたって、伸び続ける傾向にある」と述べました。
張局長は「中長期的に見れば、中国は工業化、都市化プロセスが加速的に発展する段階にあるため、エネルギー需要に比較的大きな伸び幅が予想されている。世界のエネルギー需要の伸びがまだ緩やかであることから、2010年もエネルギーにおける国際協力にとって重要なチャンスがある。と同時に、中国は経済成長のモデルを変えて、戦略的な新エネルギー産業の育成に良い条件作りをしていく必要がある」と表明しました。
張局長は2010年のエネルギー発展の予期目標は「一次エネルギーの生産総量が今年より3.6%増えて、中国標準石炭換算で28.5億トンである」と紹介し、「2010年は、再生可能なエネルギーと原子力の発展に力を入れて、非化石燃料が一次エネルギーに占める割合を前年より0.5ポイント上昇させることを目指す」と紹介しました。
さらに、気候変動対応策として、「2010年、1000万キロワットの小型火力発電ユニットを閉鎖させる予定だ。また、2009年は全国で1000ヶ所の零細炭鉱を閉山させたため、炭鉱の数は1万5000ヶ所にまで減った」と述べました。(翻訳:Yan、吉野)
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