「再生可能エネルギー法」改正草案が22日、中国の立法機関である全国人民代表大会常務委員会に提出され、再び審議を受けることになります。草案は、再生可能エネルギーの発展基金を設立することを提案しました。

　草案によりますと、国家財政で再生可能エネルギーの発展基金を設立します。その資金は国家財政の年度特別資金と法によって徴収した電気代の付加収入などからなります。資金の設立よって、農村と牧畜地区の再生可能エネルギーのプロジェクトと僻地や島の再生可能エネルギーによる独立した電力システムなどのプロジェクトがこの基金からの支援を得ることができるようになります。

　2005年に採択された「再生可能エネルギー法」は、中国の再生可能エネルギーの開発と利用に非常に重要な役割を果たしています。風力発電は4年連続して倍増したほか、太陽エネルギーの利用や農村のメタンガスなどの利用も拡大しています。（Katsu/吉野）