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「GEELY」、「ボルボ」買収で大きな一歩を

2009-12-24 14:32:59     cri    





















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 アメリカの自動車メーカー・フォード・モーターと中国の自動車メーカー「GEELY」(吉利汽車)は23日、それぞれ声明を発表し、フォード傘下の「ボルボ」ブランドを「GEELY」が買収することについて、双方は初歩的な協議に達したことを発表しました。もし買収が計画通りに来年の初めに決定すれば、中国自動車メーカーの海外ブランド買収で金額が最も高いケースとなります。時事解説、今日はこれについてお話します。

 声明によりますと、双方は「ボルボ」の株式譲渡に関するすべての重要な条項について合意に達しており、交渉の詳しい内容はまだ明らかにされていませんが、関係者はその取引価格は20億ドルから23億ドルになるものとみています。しかしフォードが1999年ボルボを買収した際64.5億ドルを支払っています。声明はまた、法律、融資、政府関係部門の許可などの面で更なる交渉が必要となるため、2010年第1四半期に株の譲渡に関する協議を正式契約し、第2四半期にすべての手続きを終わらせるということです。

 フォード社が1999年ボルボを買収してから、その業績があがらず、2007年の売り上げ台数は42万台余り、2008年は37万台まで下がりました。そして2008年から赤字が深刻になり、第3四半期の赤字額は4.2億ドルとなり、1年連続の赤字となりました。フォード社は去年からボルボを売却する考えで、今年10月「GEELY」(吉利汽車)を第一の交渉相手と認めました。

 「GEELY」側の声明は「今回の買収が成功すれば、自動車の安全性と環境保護の面で、世界の自動車技術を引き続きリードすることが出来、さらに急成長している中国市場で独特な強みを保つことができる」としました。フォード側の声明は「今回の取引は『ボルボ』に十分な資金をもたらすことができ、またフォードのブラント戦略の集中的実施に有利だ」としています。

 両社の声明について、スウェーデン側は慎重な反応を示しています。スウェーデンのマウド オロフソン産業大臣は、「初歩的な協議達成は最終協議に向けての一歩であるが、まだまだ多くの未解決の問題がある」と述べました。ボルボの買収について、最も懸念されているのは、「GEELY」の運営と管理能力です。スウェーデン自動車業の関係者ラコト氏は、「最も大きな懸念は、GEELYがボルボというスウェーデンの名ブランドをどのように運営するかということである。ボルボは高級車ブランドであるため、市場シェアにおいてブランドのイメージがとても重要だ」と述べました。

 「GEELY」側は、「ボルボを購入した後、できるだけボルボの管理の独立性を維持する。ボルボの工場、研究開発センター、販売店のネットワークなどはそのまま維持しながら、中国市場における販売ネットワークや購買ルートを増やす」としています。今後のボルボは独立的な管理団体がリードし、その本部は依然としてスウェーデンのストックホルムに置きます。

 スウェーデン自動車業の関係者カールソン氏は、「GEELYの資金は十分で、ボルボの研究開発、生産と販売の独立性を約束した。これはボルボというブランドの発展や、中国市場でのシェア拡大にとても有利である」と述べました。(翻訳:ooeieiチェック:吉野)

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