韓国を訪問中の中国の習近平国家副主席は17日午前、ソウルで、イ・ミョンバク（李明博）大統領と会談し、「中国は韓国との関係を重視しており、中国の対外関係において韓国は重要な位置を占めている」と述べました。

　習近平副主席は「現在、両国関係は全面的で、急速に発展する時期を迎えている。双方は国際金融危機に対応するために緊密に協力し、積極的な成果を収めた」と述べました。

　また朝鮮半島の情勢について、「朝鮮半島の平和と安定を維持し、南北双方が和解と協力を推進することは北東アジアの各国の共通の利益に合致する。中国はこれまでと同じように建設的な役割を果たしていきたい」と語りました。

　これに対して、イ・ミョンバク大統領は「韓国と中国の国交を樹立17年来、両国関係は大きな進展を収めた。地域問題や国際問題で双方は緊密な協調を保っている。国際金融危機のなか、中国経済は発展を保っており、アジアの隣国と世界経済の発展に重要な役割を果たした。韓国は中国と共に、2010年の上海万博、そして2012年の麗水万博を契機に、両国の交流と協力を推進していきたい」と述べました。（翻訳：玉華　チェック：丹羽）