会員登録

オバマ大統領、アフガン新戦略を宣言

2009-12-02 16:55:42     cri    

 アメリカのオバマ大統領は1日夜、ニューヨーク州の陸軍士官学校で演説を行い、アフガニスタン新戦略を発表するとともに、アフガニスタンへアメリカ軍3万人を新たに増派することを明らかにしました。

 今回の演説は、オバマ大統領が就任して以来、国家安全戦略に関する最も重要な演説だとされています。その中で、オバマ大統領は、「アフガニスタンの情勢は多少改善されているものの、全体的にまだ大きな問題に直面してる。アフガニスタンの安全部隊は、他国部隊に有効な支持を提供できず、現地の住民の安全を守れていない。テロリズムを撲滅し、アメリカの国家安全を守るため、アフガニスタンにアメリカ軍3万人を新たに増派する」と述べました。また、2011年7月から駐留米軍の撤退を始めることを明らかにしました。

 アフガニスタン新戦略は三つの主な内容からなります。まず、軍事手段でテロ組織アルカイダを解体し、これからの18ヶ月間に安全部隊の実力を強化させること。二つ目は、同盟国や国連、アフガニスタンの市民と緊密に協力し、民生改善政策を実施し、政府がより情勢をコントロールできるようにすること。三つ目は、パキスタンとの協力を強化し、共同でテロリズムを撲滅することです。

 今年年始に2万2千人を増派すると表明したのに続き、オバマ大統領の2回目の増派の宣言となります。これにより、アフガニスタン駐留のアメリカ軍は10万人を超えます。現在、イギリス、イタリア、オーストラリアもアフガニスタンに兵士を増派すると宣言しています。(翻訳:李軼豪)

関連ニュース
写真トピックス
コメント
今週の番組
今日熱点
快楽学唱中文歌
特集ダイジェスト
LINKS