自動車、都市型工業、装備製造、バイオ医薬と新エネルギーは今後2年間、北京市が重点的に発展させる五大産業となります。これは、20日、北京市発展改革委員会と北京市経済情報化委員会が共同で主催した記者会見で分かったものです。北京市経済情報化委員会の姜貴副主任は「今後、北京市の自動車産業は首都の科学技術資源での優位性を生かしていく。新エネルギー、特にEV（電気自動車）とハイブリッドカーの研究開発と製造の能力を向上させて、2011年には、公共交通機関や環境衛生などの分野に3000台の新エネルギー車を投入する」と述べました。

　また、北京市発展改革委員会ハイテク技術産業処の費翔処長は「五輪大会を契機に、北京市は新エネルギーの発展の面で重要な一方を踏み出した。北京の新エネルギー産業は技術の研究開発や、ハイレベルの装備製造、技術サービスなどの付加価値の高い段階で比較優位を成す。北京市の新エネルギー産業の売上収入は2011年に、500億元超の実現を目指す」と語りました。

　このほか、食品、服装、印刷、工芸品などをはじめとする都市型工業、及びバイオ医薬と装備製造業の今後2年間の発展企画を制定しました。（Katsu/畠沢）