中国商務省の姚堅報道官は16日に行われた定例記者会見で「金融危機を前に、ほかの国の通貨切り上げを求める一方、米ドルを絶えず切り下げているというアメリカのやり方は世界経済の回復に不公平だ」と明らかにしました。

　姚堅報道官は「このほど行われた第106回広州交易博覧会（通称：広東フェア）の注文書から見れば、大部分の注文書は3月から5月までの短期契約である。世界経済の発展促進の面においても、中国輸出の回復促進の面においても、企業のために、為替など安定したマクロ経済政策の環境を作る必要がある。金融危機の期間中、中国が人民元の為替の安定を維持することは、世界経済の回復に大きく貢献した」と述べました。（Katsu/村田）