中国の胡錦涛国家主席は10日午前北京を離れ、6日間にわたる海外訪問を始めました。胡錦涛主席はまずASEANの二つのメンバーマレーシアとシンガポールを訪問し、そのあとシンガポールで開催されるAPEC・アジア太平洋経済協力会議の第17回首脳会議に出席します。
マレーシアとシンガポールは、いずれも東南アジアに位置しており、ASEANの重要なメンバーです。ここ数年、中国とASEAN加盟諸国との互恵協力はとても活発に展開されており、来年1月、中国―ASEAN自由貿易区の設置により、双方の協力は歴史的な一歩を踏み出すのです。胡錦涛国家主席の今回の訪問について、中国の胡正躍外相補佐は
「これは胡錦涛主席が国家主席として始めてマレーシアとシンガポールを訪問するもので、15年ぶりの中国の国家主席の両国への訪問でもある。これは両国および中国とASEANとの関係発展に重要な意義がある」と述べました。
マレーシア、シンガポールを訪問後、胡錦涛主席はAPEC首脳会議に出席する予定です。APEC加盟の21のメンバーの経済総量は世界の経済総量の半分を超えており、世界の経済活動では重要な地位を占めています。そしてAPECの年一回の首脳会議は国際舞台で最も注目されています。去年11月に開かれたリマサミットで発表された声明は、経済の復興や地域の成長促進などについて一連の対策や提案が出され、各方面から高く注目されていました。今月の14と15の両日には第17回首脳会議がシンガポールで開催されるのです。つまり、いまは金融危機に対応する肝心な時期にあることから今回会議の開催は大きく期待されています。
中国の何亜非外務次官は今回会議について「今回会議は国際金融危機の対応や経済成長の回復のために具体的な協力計画を定め、貿易保護主義、投資保護主義への反対では明確なシグナルを出し、地域経済の一体化を推進し、APEC機構の改革やメカニズムの整備を推進してほしい」と述べました。
今年は、APECの成立20周年に当たります。これまでの20年、APECはこの地域および世界の貿易と投資の自由化と便利化、それに経済技術協力分野で絶えず進展を得てきました。APECの一メンバーとして中国は、APEC各分野の協力を重視し、またこれに積極的に参加しています。中国の指導者はこれまで開かれた首脳会議に参加してきました。今回会議の期間中、胡錦涛主席は国際金融危機の対応と経済成長の回復に関する主張や、気候変動などの問題における中国政府の立場、およびAPECの将来の発展に関する考え方を全面的に紹介します。
今年の2月以来、胡錦涛国家主席は一連の外事訪問を行ってきました。これについて北京大学国際関係学院の朱鋒教授は、「中国の国家元首による今年の一連の外交活動は、中国が、地域と国際的な協力に多く参加していることを示すものであり、特に金融危機と時期に、中国という責任ある大国のイメージを示すものだ」と述べたあと「国連総会でのスピーチをはじめ、二回に渡るG20サミットでの胡錦涛主席のスピーチは、世界に深い印象を残した。このような首脳外交での成果は、中国の国際的イメージをさらに向上させ、世界経済の安定で中国経済が果たした積極的な役割をも反映している」と述べました。(翻訳:ooeiei)
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