日本海上自衛隊の護衛艦「山霧」に導かれて、中国人民解放軍海軍の練習艦「鄭和」が5日、広島県江田島市の江田島湾に到着し、4日間にわたる訪問を始めました。これは、練習艦「鄭和」にとっては初めての訪日ですが、中国海軍の軍艦が日本を訪れたのは2回目となっています。

　訪問期間中、指揮官を勤める劉毅少将が日本海上自衛隊の高官と会談します。「鄭和」に乗船する中国海軍工程大学や海軍航空工程学院など4校の学生ら230人は日本海上自衛隊幹部候補生学校の学生と交流します。また、2人の学生が日本海上自衛隊幹部候補生学校で訓練を受けることになります。

　劉毅少将は「中日韓3カ国の首脳による国防と軍人の交流と協力の強化という共通認識を実施する重要な措置である」と述べました。（Katsu/村田）