チェコのクラウス大統領は3日、プラハで『リスボン条約』に調印しました。これで、リスボン条約はEU・欧州連合の27の加盟国すべての批准を得て、来月1日に正式発効する見込みです。なお、EU各加盟国はチェコの条約調印に歓迎の意を表しました。
EU輪番議長国・スウェーデンのラインフェルト首相は3日声明を発表し、「『リスボン条約』の発効によって、EUがより民主的、より透明かつ効率的な方向に向かって進むだろう」としています。EU理事会の事務総長であるソラナ共通外交安全保障上級代表もチェコの『リスボン条約』調印を喜び、「条約の発効に関するすべての障害はもうなくなった。『リスボン条約』の発効によって、EUは新しい時代を切り開き、国際舞台でより重要な力になるだろう」と語りました。
フランスのサルコジ大統領は、「チェコの『リスボン条約』批准はヨーロッパ諸国にとって大きな朗報である。特にここ2年間、フランスはドイツと共に、条約の批准に大きな努力を払ってきた。EUはより効率的な新しい機構となり、21世紀の世界でますます重要な役割を果たすだろう」と語りました。
アメリカを訪問しているドイツのメルケル首相は談話を発表し、「条約の発効によって、EUはより安定的かつ強大な協力パートナーになるだろう」と語りました。(11/03 翻訳者:Lin チェッカー:金井)
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