韓国駐在アメリカのキャサリン・スティーブンス(Kathleen Stephens)大使は3日、ソウルで「アメリカは、米朝対話にオープンな姿勢を保っている。しかし、この対話は朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の枠組みの一環に過ぎない。そして、朝鮮は先ずさきに核を放棄しなければならない」と述べました。
キャサリン大使は3日、韓国の国会関連会議に出席した際、「朝鮮半島の核問題は多国間問題で、米朝両国間の問題に限らないとアメリカは見ている。しかし、アメリカはできる限りの努力を払っていきたい」と強調しました。朝鮮外務省アメリカ局のリ・グン(李根)局長がさきにアメリカの要員と接触したことについて、キャサリン大使は、「関連の接触が、朝鮮を6カ国協議に復帰させることになることを希望する。もし朝鮮が外交ルートを通じて核問題を解決したいなら、ほかの国も必要な協力をするだろう」としています。
一方、朝鮮外務省の報道官が2日、朝鮮中央通信社の取材に応じた際、「朝鮮はすでに、アメリカとの2国間対話を行い、6カ国協議を含めた多国間協議にも参加する用意があると表明している」としたうえで、「朝鮮とアメリカの敵対関係が、朝鮮が核を保有する根本的な原因だ。この敵対関係をなくし、相互信頼関係を築くことこそ、朝鮮半島の非核化が重要な進展を遂げることになる。もし、アメリカが朝鮮との対話のための準備が整っていなければ、朝鮮も引き続き自分の道を歩んでいく」と述べました。(朱丹陽)
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