WHO・世界保健機関がスイスのジュネーブで30日、世界の新型インフルエンザ感染についての最新報告を行い、「過去一週間、北米で新型インフルエンザによる死亡者が636人に達し、今年4月新型インフルエンザが発生して以来、週間死亡者数の記録を更新した」ことを明らかにしました。

　報告は「25日まで世界で確定された新型インフルエンザの患者数は44万人に達し、死亡者数は5700人を超えた。そのうち、北米での死亡者数は4175人だった。このほか、先週、重症患者はヨーロッパで281人出ており、アジアで1000人以上が出ている」としています。

　さらに報告は「一部の国が新型インフルエンザの感染状況に対して詳細に調べなかったことも合わせて考えると、実際の感染者数は報告数を大幅に超える可能性がある」としています。（翻訳：ヒガシ）