中国の陳竺衛生相は3日、メキシコのカンクンで行われた世界衛生相会議で「中国政府は、新型インフルエンザの大規模な発生に対応する準備が整った」と明らかにしました。
今月初め、北京市南湖中園小学校で発生した大規模な新型インフルエンザの感染について、陳竺衛生相は「温家宝首相は国務院常務会議を主催し、7項目の対応措置を出した。そのうちの一つは、学校や病院などの公共の場所における重点的な予防抑制活動を強化し、疫病の広がりを防止することである。これは、新たな情勢変化が起きた場合、中国政府が講じる政策的な調整である」と述べました。
また、陳竺衛生相は「中国は、秋と冬のインフルエンザの発生に対応する自信を持っている。中国の新型インフルエンザの予防抑制は世界予防抑制活動の重要な構成部分である。中国は、WHOや他の国と積極的で透明な協力を行っており、共に新型インフルエンザに対応していく」と強調しました。(Katsu/吉田)
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |