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中国、新型インフル感染急増で対策強化

2009-10-29 14:21:24     cri    

 北京市衛生局が28日夜、北京航空航天大学在籍の大学生1人が、新型インフルエンザで死亡したと発表し、中国内陸の新型インフルエンザによる死亡者数は4人になりました。感染者が急増する中、中国政府は予防と重症患者への治療を強化する対策をとりました。

 最近、中国の各地で新型インフルエンザの患者が急増しています。集団感染が発生する学校や、インフルエンザが流行する地区が現れ、深刻化にしています。

 これに対して、中国衛生省は、感染し易い集団を早期に選別するとともに、重症患者を早期発見し治療に力を入れるよう、各地に求めています。同時に、各クラスの衛生部門が重症専門医療チームを組み、重症患者に対して総合的な治療を行うことや、集中治療室や必要な救急設備を整備することを求めています。

 現在、中国の各地で、ワクチン接種の作業が順調に進んでいます。北京、吉林、山東、内蒙古自治区、広西チワン族自治区、福建、江西などでは感染しやすい人を中心に行われています。

 専門家は「感染はさらに拡大する恐れがあるが、予防処置が合理的に行われているので、効果的に抑制できる」とみています。(朱丹陽)

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