イラクの首都バグダッドの中心部では25日、自爆テロが相次ぎ、これまで少なくとも147人が死亡し、721人が負傷しました。アラブ諸国連盟やEUなどが声明を発表し、テロ事件を強く非難しました。
現地時間の25日午前10時30分ごろ、バグダッド地方政府庁舎近くとモスルホテルの玄関で爆発が起き、およそ10秒後に同じ街にある法務省ビルでも爆発が発生しました。
中国のイラク駐在大使館や新華社通信のバグダッド支社がいずれもモスルホテルに設置されたことから、大きな被害を受けたようです。モスルホテルのレストランで働いている2人の中国人シェフが軽傷を負いました。
イラク首相府は当日声明で、「犯人グループはこの国を混乱に陥れ、(来年一月の)総選挙を妨害しようとしている」と述べ、イラク復興の政治プロセス妨害が目的との見方を示しました。今のところ、犯行声明はまだ確認されていません。
アラブ諸国連盟も当日声明を発表し、テロ事件を強く非難するとともに、イラク政府のテロ取締りに支援する姿勢を示しました。また、EUの議長国を務めるスウェーデンも声明で、EUを代表し、バグダッドで発生した自動車自爆テロを非難するとともに、被害者に哀悼の意を表しました。(翻訳:ZHL)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |