イラン南東部のシスタンバルチェスタン州で、18日午前、革命防衛隊を狙った自爆テロが起き、少なくとも29人が死亡し、28人が負傷したということです。その後、イランのイスラム教スンニ派の反体制武装組織ジュンダラが犯行を認めました。
当時、革命防衛隊らが地方会議を始めようとしていたところ、犯人の男が体に巻きつけた爆弾を爆発させました。この自爆テロで、死亡した29人の中には革命防衛隊の幹部2人と地方の部族指導者が含まれるということです。
イランのアフマディネジャド大統領は同日、この自爆テロを強く非難し、「事件の黒幕は重大な代価を払わなければならない。外国勢力の策動によって起きたテロでの死亡者に深い悲しみと痛みを感じる」と述べました。また、この事件に対する全面的な調査を行うよう関連部門に要求しました。
イラン軍当局の責任者も、「外国勢力の策動による国内での暴力事件の再発を防ぐため、この事件を起こした組織に致命的な打撃を与える」と表明しました。
この事件に対して、アメリカ国務院のケリー報道官は同日、「アメリカも、テロリズム行為に強く反対する。アメリカがこの事件の策動に参与したという報道は虚偽である」と強調しました。(万、吉野)
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