香港上海銀行(HSBC)のスティーブン・キング(Stephen King)チーフエコノミストは15日、「世界経済は重要なターニングポイントに立っている。新興国は世界経済を牽引する力となりつつある」と述べました。
この日に行われたHSBCの投資セミナーで、スティーブン氏は来年の世界経済は2.8%の伸び率になる。そのうち、新興国の伸び率は6%に達するのに対し、先進国の伸び率は1.8%に止まるとの予測を発表しました。なお、インフラ投資に後押しされる中国経済は来年、9.5%の高度成長が見込まれると指摘しました。
スティーブン氏はさらに、「世界経済は最も困難な時期をすでに乗り切った。しかし、先進国は高額な債務を背負っている上、厳しい雇用問題にも直面している。これと対照的に、新興国はすでに高速成長の軌道に乗っている」と指摘し、今後、多くの投資は勢いよく発展する新興国に向けられていくだろうとの見方を示しました。(翻訳:Yan、田中)
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