IMF・国際通貨基金が30日、国際金融安定性報告書を公表し、世界経済の持続可能な成長を促すため、金融システムの管理を強化するよう各国に呼びかけました。

　報告書によりますと、金融システムのリスクは低減したものの、各国の政策決定機関は、依然として大きな挑戦に直面しているということです。充分な貸し出しを提供し、景気回復を支えること、適切な出口戦略を取り、金融システムの危機再発や通貨と財政政策への悪影響を回避すること、将来の金融システムのリスクを軽減する中で、管理と市場のバランスを取ることなどです。

　報告書は、また、「各国は全般的な計画を立て、更に健全な金融システムを確立すべきた。まずに監視管理のシステムを改革することにある」と指摘しました。（藍/吉野）