中国の胡錦涛国家主席はアメリカで開かれた一連のサミットを終え、26日、帰国の途に着きました。今回のアメリカ訪問に随行した楊潔チ外相は記者の取材に対して、「大変実りの多い訪問となった。重要な意義と影響力を持つ外交活動だ」と評価しました。
21日から25日まで、胡錦涛主席はニューヨークで開かれた国連の気候変動サミット、第64回国連総会の一般討論、安保理の核拡散防止および核軍縮サミットに出席したほか、ピッツバーグで開かれたG20金融サミットにも出席しました。楊外相はこれについて、「胡主席はアメリカで開かれた一連のサミットに出席し、重要な国際問題や地域問題に関する中国の立場と主張を述べた。これは大きな意義がある。胡主席は一般討論で演説を行った際、国際情勢や重要な国際問題および地域問題に対する中国の立場を全面的に説明した。安保理の核拡散防止および核軍縮サミットでは、核拡散防止と核軍縮原子力エネルギーの平和利用などに関する政策と理念を述べた。また、世界経済が危機から回復へと進む重要な時期に、中国が引き続き責任ある態度で、対外援助に関する各項目の約束と措置を実施し、発展途上国、特にアフリカの後進国にできる限り支援を提供すると約束した。胡主席が述べた国際経済金融協力の促進に関する考えや措置は、会議に出席した各国首脳に高く評価された。さらに、国際金融体制の改革問題について、胡主席は中国および各国国民の根本的な利益を守るという視点に立ち、問題解決のための目標や原則、具体的な方策を提示した。国連の気候変動サミットに出席した際、胡主席は気候変動問題に関する中国の立場や主張を述べるとともに、中国政府が今後、講じる一連の措置についても説明した。また、多くの国の首脳は胡主席の演説を聞き、責任感のある大国としてのイメージ、および気候変動問題における貢献の大きさが伝わったと評価している」と述べました。(翻訳:ZHL)
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