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胡錦涛国家主席、オバマ大統領と会談

2009-09-23 15:16:32     cri    

 アメリカを訪問中の中国の胡錦涛国家主席は22日、ニューヨークでアメリカのオバマ大統領と会談しました。胡主席は、「中国はアメリカとともに、チャンスをつかみ、協力を深め、二国間関係の健全かつ安定した発展を推進していく」と述べました。

 この中で、胡主席は、過去半年間に中米関係が収めた成果を高く評価した上で、4つの意見を提出し、「まず、密接的なハイレベルの交流を保持すること。次に、初めての中米戦略と経済対話の後、国際金融危機への対応と経済・貿易、テロ取締り、核拡散防止などの分野における二国間の協力を強化すること。3は、共に関心を寄せる国際及び地域問題に対する協調と協力を深めること。4は、文化交流を強化することだ」と述べました。

 また、「台湾やチベットなどの内政問題は中国の領土保全に関わり、13億中国人の心につながる。中国はアメリカが一つの中国の方針を堅持し、中米両国の3つの共同声明を遵守していることを積極的に評価する。同時に、実際の行動による二国関係の発展を推進することを期待している。中国はアメリカがチベットを中国の一部と認めたことを讃えるとともに、チベット問題に対する中国の立場を理解するよう期待している。ウルムチ暴力事件は国内外の「三つの勢力」(テロリズム、分裂主義、宗教極端主義)が扇動し、組織した由々しい暴力犯罪だ。アメリカは暴力犯罪を取り締まるために中国が実行した措置を支持、理解することを期待している。アメリカが領土内での中国を分裂させる東トルキスタンによる犯罪行為を厳しく抑えるよう、中国側は期待している」と強調しました。

 これに対して、オバマ大統領は「アメリカは中国との全面的な協力関係を打ち立てたい。まもなく中国を訪問することを通して、国際や地区間及び二国間の関係を新たな段階にしていきたい」と述べ、「台湾問題に対して、アメリカは依然として一つの中国の方針を堅持している。アメリカはチベットの独立を支持しない。中国の主権と領土保全を尊重する」と強調しました。

 米の中国製タイヤ輸入制限について、胡主席は「これは両国の根本的な利益にならず、このようなことが繰り返して発生しないことを望む。国際金融危機に直面している今、中国とアメリカは貿易保護主義に強く反対すべきだ。中国はアメリカと共に、経済・貿易における協力を広め、平等な協調によって貿易紛争を解決すべきだ」と述べました。オバマ大統領は「アメリカは、自由貿易主義を支持し、対話によって各問題を解決したい。国際金融危機への対応に果たした中国の努力、また人民元為替レートの安定を維持したことを讃える」と述べました。

 さらに、胡主席は「各国は共同で気候変動に対応するべきだ。先進国は『気候変動枠組条約』と『京都議定書』などに基づいて、2012年以降、二酸化炭素の排出を削減することを先に実現するとともに、発展途中国に必要な支援を提供すべきだ。中国は気候変動問題を重視し、これの対応に力を入れたい。中国とアメリカの共同努力で、エネルギーや環境、気候変動などの面でより多く成果を収められるはずだ。また、中国はコペンハーゲン大会の成功に自国の役割を果たしたい」と述べました。これに対して、オバマ大統領は「アメリカは気候変動と新エネルギー分野における中国との協力を強化したい。コペンハーゲン大会の成功に向けて共に努力する」と述べました。(万、金井)

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